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依存性もDVも鬱も根底に大人の発達障害が!?

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カサンドラ症候群を卒業しよう!

 このブログは、カサンドラ症候群を卒業するために開設しました。 「カサンドラ症候群」とは配偶者など身近にいる人が発達障害の一つ、自閉スペクトラム症(ASD:Autism Spectrum Disorder)であることが原因で、心が通い合わず、心身に不調をきたす状態を指します。 ASDのパートナーとの日常生活は、心的外傷体験の積み重ねで心身の不調は日々悪化するとも言われており、早期のサポートと周囲の理解が必要とされています。しかし、科研の全研究のうちASDの研究は1700件以上の一方で、カサンドラ症候群の研究は僅か3件ほどであり、カサンドラ症候群の研究が進んでいないのは明らかです。 ASD当事者の研究やサポート体制は整いつつある一方で、周囲の精神的サポートや研究は十分とは言えないのが社会全体の実情です。 知的障害や言語障害を伴わないASDは、幼少期に障害を見逃され、適切な療育が受けられず未診断のまま大人になり、就職、結婚、子育てと環境が大きく変化し、人間関係やタスクが複雑化されて、二次障害を発症して初めて根底の発達障害が明らかになる場合もあります。ASDは深い付き合いがない場合、普通に思われることも多く、パートナーや家族は長年原因不明の問題行動に悩んだり、心の通わないことで孤独感に苛まれ徐々に精神的に疲弊していきます。過去には精神剥奪症とも鏡症候群とも言われておりました。 カサンドラ症候群は正式な病名ではなく心の状態を指すため、医療機関で診断することはできません。当事者が「そうかも」と感じれば、自己判断でカサンドラ症候群とお考えいただいて差し支えないと思います。  カサンドラ症候群の方は、次第に、自分を責めるようになり、不安障害、うつ状態、心身症、時には自暴自棄になり、破壊的行動がみられる等の精神身体的な症状を呈するようになると言われています。さらなる事態の悪化を生まないためにも、まずはご自身の心を守ることを第一に考えていきませんか。